杉森八幡社で「赤坂の舞台伝統芸能公演」/豊川市
2025/10/27

おひねりが飛んだ一宮南部小歌舞伎クラブの演技(杉森八幡社で)
豊川市は26日、杉森八幡社で「赤坂の舞台伝統芸能公演」を開き、小屋掛けと呼ばれる特設の観客席に大勢の市民が駆け付け、農村歌舞伎を楽しんだ。
一宮南部小学校歌舞伎クラブは「弁天娘女男白浪『白浪五人男』」を熱演。声に抑揚をつけた長いせりふを言い、にらみを利かせた子どもたちの演技に、会場から拍手とおひねりが飛んだ。主演を務めた森田理彩さん(6年)は「始まったら緊張も吹き飛んで、楽しく演じることができた。おひねりもいっぱい飛んで、うまくできたんだと実感した。来年以降も後輩たちが続けてほしい」と期待した。
金沢地区に伝わる農村歌舞伎で、市無形民俗文化財の金沢歌舞伎は「絵本太功記十段目」を披露した。赤坂小学校6年生児童による和太鼓「ひだまり」の演奏もあった。
境内には小屋掛けの会による活動や伝統の紹介コーナーも設けられた。