山の恵み その場で味わう

設楽町「奥三河高原ジビエの森」で感謝祭

2025/10/27

焼き肉を味わう来場者(設楽町で)

 設楽町津具の食肉処理・販売施設「奥三河高原ジビエの森」で26日、年に1度の感謝祭があった。奥三河で獲れた鹿の肉などが割引価格で販売され、来場者は会場内の卓上コンロでさっそく焼き肉にして、山の恵みを味わった。

 数日前に捕獲され、冷蔵してあった鹿の解体ショーもあった。好みの部位を注文すると、スタッフが手際よく骨から外し、目の前で切り分けていった。

 施設は地元住民らが運営。奥三河の猟師から鹿を年間450頭ほど仕入れ、東京、名古屋や地元のレストラン、飲食店に販売している。冷凍肉や加工品の直売も行う。

 新鮮な鹿を入手するための手間は惜しまない。例えば、わなにかかったと連絡があると、スタッフが現地に赴いてからとどめを刺してもらう。

 金田治久代表(57)は「一頭ずつ品質管理した肉を扱っているので、ぜひ食べてもらいたい」と話している。

 家族2組でコンロを囲んだ豊川市の今泉雄志(かつゆき)さん(43)は「独特の香りも含めておいしい」と満足そう。「自然の餌で育った動物なので、家畜の肉より安心できる」とジビエ肉の良さを語った。

解体したての肉も販売された(同)

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解体したての肉も販売された(同)

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