地域スポーツ企画「とにすぽ」
日大三に惜敗も送球動作が洗練
2025/11/03

甲子園での貴重な経験が成長につながった
◆成長途上
8月中旬。全国高校野球選手権大会が阪神甲子園球場で行われ、愛知代表の豊橋中央は2―3で日大三(西東京)に惜敗した。準優勝の強豪校を相手に、松井蓮太朗の2安打を含む計8安打を放ったが10残塁が響いて初勝利を逃した。
激しい雨が降り続く中で、両エースが我慢強く投げ合う息詰まる投手戦。あの大舞台で大会屈指の強打を誇る日大三と互角以上の攻防を繰り広げ、幼なじみエース髙橋大喜地を励まし続けた松井の評価はさらに高まった。
巨人の木佐貫洋スカウトによれば、愛知大会と比べて甲子園での松井は送球動作が洗練され、盗塁阻止の可能性が高まったという。実戦経験が必要とされる捕手の中で、まだまだ粗削りな未完成の素材でしかない。プロの世界で将来性のある原石が磨かれ「打てる捕手」として頭角を現すことはできるだろうか。