新川小・6年生「赤ちゃんふれあい体験」/豊橋
2025/11/21

赤ちゃんとふれあう6年生たち(豊橋市新川小学校で)
豊橋市は20日、市立新川小学校体育館で、6年生を対象に「赤ちゃんふれあい体験」の講座を開いた。児童42人が、5~10カ月の乳児と母親6組と交流し、命の大切さを学んだ。
講座の第1部では、助産師が妊婦の体と心の変化や胎児の成長について説明し、代表児童3人が妊婦ジャケットを着用し、妊婦の疑似体験を行った。
第2部では、児童たちがグループに分かれて赤ちゃんと母親を囲み、妊娠・出産時のエピソードや普段の遊び、食事のこと、子育ての喜びや大変さなどについて話を聞いた。
交流後、児童たちからは「いろいろな質問ができたし、赤ちゃんと過ごせて楽しかった。貴重な体験だった」「妊娠から出産後までたくさんのことを知れた。かわいくて幸せな時間だった」などの感想が聞かれた。
その後、保健師からプライベートゾーンや親になる責任の話などがあった。保健師は「赤ちゃんから愛情いっぱいに育てられた自分も大切な存在。親になる将来のために、健康な心と体をつくり、自分のことは自分でできるようになってほしい」と呼びかけた。
市は、父母性を育み、自分や周りの人を大切にする意識を高めることを目的に、2001年に同講座を始め、今年度は市内9校で実施した。赤ちゃんと保護者は、市民から募集している。