夏場の事故に備え水難救助訓練

豊橋市消防本部 ドローンと水上バイクを駆使、手順確かめる

2026/07/11

救助者を引き揚げる隊員(豊橋市の三河湾で)

 豊橋市消防本部は10日、同市神野新田町の三河湾で「水難救助訓練」を行った。職員や救助隊ら計20人が参加。「救助対応型ドローン」と水上オートバイを駆使し、海でおぼれている市民を助ける手順を確かめた。

 2人乗りのバイクが海上に落下しておぼれた想定で実施した。通報により、ドローンを乗せた指揮車と「特殊水難救助隊」が出動。ドローンで救助者を捜索して浮輪を投下し、水上オートバイ2艇が2人を救助して引き揚げた。

 同本部は昨年12月から「水難救助対応型ドローン」の運用を開始。機器にはカメラや浮輪、音声装置が搭載され、訓練では救助者に向けて「空から浮輪をあなたの近くに落とします」、「膨らんだらつかまってください」などと流した。

 ドローンは赤外線カメラの機能も備える。運用後、大規模な山林火災や山間部での遭難者の捜索など計5件に出動。隊員や車両が近づけない地点で、延焼状況や赤外線で人を感知する捜索を行った。

 水上オートバイは、南消防署西分署(東脇1)と大清水出張所(大清水町)に配備。この日はドローンと水上オートバイの「合同訓練」と銘打って実施。指揮車の隊員はドローン映像で市民の安否や容体を確認し、救助隊が出動する手順も確かめた。

 間もなく学生らが夏休みとなり、海や河川での水難事故が懸念される。訓練後、南消防署の佐野英満署長は「訓練の経験を生かして備えてほしい」と講評した。

ドローンを使った捜索のようす(同)

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