東三河極端な少雨/水源状況悪化で水資源機構
2026/08/21

20日午前10時時点で貯水率が16・3%まで減り、地肌があらわになってきた宇連ダム(水資源機構提供)
水資源機構は20日、東三河に水を供給する豊川(とよがわ)用水で21日午前9時から5%の節水対策を開始すると発表した。極端に雨が少ない影響で同用水の水源状況が悪化しているため。前回の節水解除から4カ月で、東三河は再び水不足に見舞われている。
同機構と水利関係者で構成する豊川用水節水対策協議会で、19日に決定した。節水率は農業、水道、工業の3用水でいずれも5%。
同機構によると、用水最大の水がめである宇連ダム(新城市)と近隣の大島ダム(同)に、地域内に7カ所ある調整池を合わせた総貯水率は20日午前0時時点で41%にまで低下。この数字は平年の半分を少し上回る程度だ。
今年の夏、豊川流域では雨不足が続いている。宇連ダム地点の7月の降水量は平年の4割程度にとどまった。8月に至っては現時点で平年に比べ1割台半ばしか降っていない。
同機構豊川用水総合管理所の田島哲総務課長は、熱中症対策や衛生管理に配慮しつつ「無理のない範囲で節水に協力してほしい」と呼びかける。
豊川用水の節水対策は、今年4月28日に解除されるまで8カ月にわたって実施された。昨年夏から流域で少雨傾向が続いたためで、宇連ダムの貯水率は3月に一時0%になり、取水口より下にたまった水をポンプでくみ上げる初めての緊急措置を余儀なくされた。
昨年から今年にかけて節水率は段階的に強化され、最大で水道用水で30%、農業・工業用水で50%と、約30年ぶりの水準にまで引き上げられた。3月下旬ごろから断続的に雨が降り、貯水率は回復した。
宇連ダムの貯水率低下を受け、豊川用水節水対策協議会が第1回節水対策を開始するのに合わせ、関係自治体が対応を始める。
豊川市は21日から、市ホームページをはじめ、とよかわ安心メールや市公式LINEなどで市民に節水を呼びかける。本庁舎、旧宝飯郡4町の各支所、浄水所には立て看板を設置し、本庁舎と上下水道部のある一宮支所には懸垂幕も掲示する。また、一宮支所には「宇連ダム・大島ダム」水源情報板も設置する。