設楽町西納庫/「貝津田棒の手」を奉納
2026/08/21

鋭い突きで頭からはちまきが落ちた(設楽町西納庫の諏訪神社で)
設楽町西納庫で19日夜、諏訪神社の祭礼に合わせて、地元に伝わる武芸「貝津田棒の手」が奉納された。保存会のメンバーが「やーっ」「どぉーこい」という掛け声とともに、やりなどを相手へ鋭く繰り出し、真剣勝負さながらの攻防となった。
棒の手は尾張や西三河で広まった農民武芸で、棒、鎌やなぎなたも用いる。明治時代に西納庫の貝津田地区に伝わった。
保存会には子どもから大人まで参加。日が暮れると、高張りちょうちんを先頭に、ほら貝を鳴らしながら地区内を回り、家々の前でも練習の成果を披露した。
神社では2~4人ずつ演武した。互いに息を合わせ、体ぎりぎりのところで武器をかわす姿に、見物客から拍手が湧いた。
瀬戸市から来た同じ起倒流の保存会も演武を行った。また、豊田市のグループが見学に訪れており、棒の手の地域的な広がりが感じられた。
◆30日に田原でも
貝津田の保存会は今月30日、田原市の田原文化会館で開かれる愛知県民俗芸能大会に出演する。