地域のがん治療拠点病院として機能強化/患者受け入れ向上図る/豊橋市民病院
2026/09/09

豊橋市民病院に増設された外来化学療法の治療ブース(市提供)
豊橋市青竹町の豊橋市民病院に9月、化学療法を行う外来治療センターが増設された。12月には40床体制になる計画で、地域のがん治療の拠点病院として患者の受け入れ機能向上を図る。
診療棟2階に新たに設けられた第2外来治療センターは、広めの15床の治療ブースを備える。さらに12月に4床増えて19床になる予定だ。
救急外来の近くで患者を受け入れてきた従来の第1外来治療センターでは、27床あった治療ブースを一時的に16床に削減。休止した11床のスペースを、ゆったりとした5床に作り替えるレイアウトの変更を実施している。こちらも12月までに工事を終え、その後は21床として稼働する見通し。
院内の別の場所にあるサテライトと呼ばれる4床は12月までに閉鎖する。
スタッフも増員され、一連の整備計画によって31床だった治療ブースの数は約1・3倍になる。整備費は予算ベースで約2億6700万円。
外来化学療法の受け入れ態勢を充実させる背景にあるのは、「入院」から「外来」へのシフトだ。同病院によると、化学療法の進歩に伴い外来で抗がん剤の投与を受けながら自宅療養する患者が増えているという。以前は入院治療が主だった。
同病院では1日あたり30~50人が外来の化学療法を受けている。治療ブースの増設により患者の待ち時間が減り、ゆとりが生まれたスペースでリラックスして治療を受けられるようになり、心身の負担軽減につながるという。
同病院は「療養環境を整えたので、安心して治療に臨んでほしい」と話している。