豊橋技科大院生・ロボコンOB杉元さん/複数ロボット連携技術の確立目指す
2026/10/16

ドイツ留学に向け抱負を語る杉元さん(豊橋技術科学大学で)
豊橋技術科学大学は、機械工学専攻博士前期課程1年の杉元優介さんが官民協働の海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN」の第18期生に選ばれたと発表した。来年3月から約1年間ドイツに留学し、建設ロボットの自動化研究に取り組む。
杉元さんは学部時代にロボコン同好会に所属し、2025年のNHK学生ロボコンには同好会代表として出場した。技科大にとって4連覇のかかった大会だったが、決勝でライバルの東京大学に惜敗して準優勝となり、国際大会への出場権も逃した経験がある。
その後、大学院に進学し「ロボコンの悔しさを自己実現の力に変え、世界で活躍できるエンジニアになりたい」と応募した同制度では、18期生277人の1人に採択された。留学前研修では異分野から選ばれた学生らとも交流。技科大と留学先の学位を同時取得できるダブルディグリープログラムを活用し、シュトゥットガルト大学へ渡航する。現地では、システムダイナミクス研究所(ISYS)や卓越研究拠点「IntCDC」に所属し、大型ロボットアーム2台を用いた木質部材の自動搬送や組み立てに向けた「協調制御」を研究。複数ロボットを連携させる技術の確立を目指す。
研究に加え、建設自動化の実証現場の視察も予定している。国際的なロボット競技大会の運営ボランティアにも参加し、現地の若手技術者の育成に触れながら日本のロボコン文化を発信する計画もある。
大学の定例記者会に出席した杉元さんは、「留学で得た知見や技術を大学や地域、次世代へ還元したい」と意気込みを語った。