コロナ踏まえ災害対策訓練

改めて対応の難しさ感じ取る/「密」避け参加人数を絞る、より実情に即した訓練に

2021/01/26

 豊橋市は25日、市役所で災害対策本部の設置運営訓練を行った。新型コロナウイルス感染症対策から見えてきた課題に、関係者は改めて災害対応の難しさを感じ取ったようだ。

 南海トラフ地震が発生し、市内が最大震度6強の揺れに襲われたとの想定。幹部が出勤できない事態に備え、初めて無料通信アプリLINE(ライン)のビジネス版「ラインワークス」を使い、対策本部の資料を共有した。

 昨年結んだ協定に基づきサーラエナジーが市内17カ所に設置する地震計から情報提供を受けたほか、コロナ対策で避難所の混み具合を市のホームページで市民に知らせる手順も初めて確かめた。

 「密」を避けるため訓練を午前と午後に分け、1回あたりの参加人数をこれまでより絞ったことで「マンパワー不足を感じた」と防災危機管理課の担当者。災害時に職員が登庁できるとは限らず、より実情に即した訓練になったとみる。

 それでも人手不足は「情報共有システムが動けば補完できる」とする一方、電源も喪失するケースが考えられるとして「原点に立ち返り、紙ベースでの訓練が必要と感じた」と話した。

 浅井由崇市長は総括で「すべての職員が高い防災意識を持ち、災害に備えることが重要」と述べ、継続して対策に努めるよう求めた。

2021/01/26 のニュース

幹部が出席する会議ではウェブを活用(豊橋市提供)

関係機関が方針を話し合う図上訓練(同)

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