本物以上 超絶技巧の世界

ニッポンの写実そっくりの魔力/豊橋市美博で開幕/11月12日まで

2017/09/30

 究極のリアリズムを追求、日本の芸術家が表現する本物以上に本物の世界を紹介する企画展「ニッポンの写実 そっくりの魔力」の開場式が29日、豊橋市美術博物館で開催され、関係者ら約100人が出席した。

 同展では「そっくり」をキーワードに超絶技巧として注目を集める明治期の工芸作品から大正リアリズム、迫真的写実絵画、フォトリアリズム、立体造形、映像など約80点を紹介。江戸末期からⅠT技術の進歩が進む現代までの表現の歴史や、生死を見つめて表現した作者の思いなど日本における写実の世界とその多様性が俯瞰(ふかん)できる展示となっている。

 この日は、出品作家の伊藤隆介氏も来館。伊藤氏は、国会のジオラマをプロジェクターで投映する映像作品「日本の国会」を出品。実際に取材した感覚と衆参両院を混ぜた国会の印象を意識して表現したという。

 また、会場には豊城中学から時習館高校で学んだ野田弘志さんや、日本画でのリアリズムを見せつける星野眞吾など、地元ゆかりの作家作品も並んでいる。実物がそこにあるかのような「そっくりの魔力」にかかった来場者は、思わず顔を近づけて見入ったり、作品から離れて見たりと不思議な感覚を楽しんでいた。

 一般公開は30日から。11月12日まで。月曜休館(10月9日は開館し、翌10日は休館)。一般・大学生=1000円、小中高生400円。午前9時から午後5時(金土日祝は午後7時まで)。

2017/09/30 のニュース

伊藤さん=右から2人目=らによるテープカットで開場(豊橋市美術博物館で)

そっくりの魔力が広がる会場(同)

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