立候補予定者 公開討論会詳報

愛知14区

2017/10/07

 衆院選愛知14区から立候補を予定している自民前職の今枝宗一郎氏(33)と希望新人の田中克典氏(43)、共産新人の金原信之氏(57)による公開討論会は5日夜、豊川市内で開かれた。経済や外交・安全保障、地方創生の分野で持論を展開した。

交流人口増へ―インフラ整備や新産業を/田中 克典氏(43)/希新

 今は国民よりも国家が優先されていると感じる。子どもや若者、高齢者の不安を取り除く政治に務めたい。

 アベノミクスにより貧富の差が広がり、低所得者への経済政策が必要。無駄をなくして消費増税は凍結すべき。増税して財政健全化という考えは許されない。

 東アジアや中東の情勢は緊迫していて、現政権の外交政策の失敗と考えている。北朝鮮には圧力一辺倒ではなく、対話と圧力のバランスを取り、知恵と工夫を凝らして武力衝突を回避すべき。平和を維持するため、憲法九条の改正は必要ない。日本人が尊敬される外交政策を取り戻したい。

 地域が自由な発想で町づくりを行える環境づくりが必要。14区はバランスの取れた地域。他地域との交流人口を増やし、新たな産業を醸成していく。現在あるインフラを整備して、全国から人が集う地域としていきたい。今後は、ますます人口減少が進んでいく。次世代につなぐため、結婚して子育てをするといった普通の暮らしができるよう、人口減少対策を何よりも重視して取り組みたい。

若者の流出に歯止め・地元中小企業を優先/金原 信之氏(57)/共新

 現政権の経済政策で、働く人の賃金は上がらずに貧富の差は拡大した。格差を是正する政策が必要。税の使い道を健全にして、格差と貧困問題に役立てる予算を増やしていく。

 安保法案は、戦争法。秘密保護法や共謀罪についても反対で、憲法九条は必要。戦争を起こさずに、平和的な解決を図ることに力を尽くし、世界に誇る外交戦略を確立すべき。

 現在は、大都市と大企業に国の力が集中する施策が続いている。東三河は人口減少、若い世代の流出の問題を抱えている。若者に奨学金を与える取り組みや結婚・出産できる支援を行う。

 他地域からの企業の誘致に頼らずに、地元の中小企業を優先する政策を進め、地域経済を循環する仕組みを作る。若い農家が仕事を続けられるよう、価格と所得の保証を行う。豊かな自然を生かす観光振興にも力を入れる。地域が豊かになる仕組みを図りたい。

 自民党と希望の党は、表面上は対立しているように見えるが、政治的には同じ。安保法と憲法改悪を進める勢力。14区で対抗できるのは共産党しかいない。

社会保障や教育費の負担減で人口対策/ 今枝宗一郎氏(33)/自前

 経済は良くなっているが、地域では実感できていない。賃金を上げ、教育費の負担を軽減して使えるお金を増やしていくことに注力すべき。医療や介護、社会保障の安心と、子育ての負担軽減が重要。

 外交については日米同盟に加え、東南アジアや南アジアと強い信頼関係を作っていくことが大事だ。インドと緊密に連携ができている。北朝鮮のミサイル攻撃に対する防衛システムを強化し、国民をしっかりと守りたい。憲法については、9条改正ではなく第3項の加憲を目指す。

 心豊かな暮らしができ、未来を切り開ける14区を目指す。主要道路の沿線に「研究所街道」を作り、再生医療やドローン、宇宙産業などの新産業を推進したい。地方活性については交流人口を増やすことが大切。観光と農林水産業を組み合わせて高付加価値化を進めたい。

 医療や教育などの安心は人口減少の対策で重要。もっと地元に医師を増やせるよう抜本的な制度改革をし、東京に集中する医学部を東三河に持ってきたい。夢を語り一緒に作っていくことが地域から湧き上がる地方創生の力だ。

2017/10/07 のニュース

田中 克典氏

金原 信之氏

今枝宗一郎氏

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