氷の花咲かせるシモバシラ

「雪寄草」氷点下の世界で存在感示す/新城

2018/01/11

 豊川用水の大原調整池(新城市富岡)周辺でこの冬も、雪寄草(ユキヨセソウ)とも呼ばれるシモバシラ(シソ科多年草)に10㌢足らずの白い氷の花が咲き、訪れる人を楽しませている。

 関東以西に幅広く分布するシモバシラは、夏に白やピンクの小さな花をたくさん咲かせる。目立たないありきたりの植物だが、冬の氷点下の世界で氷の花を咲かせ存在感を示す。冬に茎は枯れるが根は地面の中で生きている。地中から吸い上げられ茎の維管束に達した水が夜間の寒さで凍り、茎の外へと伸びだし氷の結晶の花をつくる。これが霜柱のように見えることからこの名がついた。

 氷の花が見られるのは、気温が氷点下に下がり、風が弱く雨もない早朝。午前10時ごろには溶けてしまう。

 10日朝、新城市の最低気温はマイナス2・9度。休憩所など数カ所で氷の花が見られた。

 富岡まちづくり協議会主任研究員の安形豊さん(61)は「咲いたのはこの冬5、6回目。今のところ去年より小さいが、今週末にかけて冷えるようなので、13日の土曜日辺りは大きいものが見られるかもしれない」と期待する。今月28日(日)にシモバシラの氷の花が見られるようなら、午前7時半ごろから無料カフェを開く予定という。

2018/01/11 のニュース

氷点下の10日早朝に咲いたシモバシラの花(新城市富岡の大原調整池にて)

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