市内中学生も記念バッジに笑顔/田原
2023/03/17
蔵王山検定に挑む会員(崋山会館で)
田原市のシンボル、蔵王山を愛する人たちでつくる団体「蔵王の風」が14日、蔵王山にかかわる知識を問う「第1回蔵王山検定(初級)」を市内の崋山会館などで開き、受験した同市や豊橋市の会員21人と市立田原中学校2年生3人の全員が合格した。
検定は20問で、山の名前の由来をはじめ、標高や山頂の展望台にある「幸せの鐘」から見える山、何の百選に選定されているかなどを問題にした。70点以上を合格とし、満点や高得点が目立った。合格者には記念バッジが贈られた。
挑戦した70代、80代の女性たちは「まあまあの出来でした」と笑い、「蔵王山には週2、3回、健康のために行きます。気楽に登れ、友だちもできました」と話した。
中学生の河邉怜志さん、藤城慶互さん、小松真也さんはこの日、近藤淳彦代表と先生の立ち会いのもと、授業後に学校で受験した。予習して臨んだが、採点の間、不安を隠せなかった3人。合格すると笑みがこぼれた。
普段、蔵王山を登っている仲間で「近くにある山で、夜景だけでなく、自然もきれい。空気もおいしい。いろんな人が訪れるので、あいさつができて、気分がいいです」と蔵王山の魅力を話した。
蔵王の風は今後、蔵王山ハイキングのツアーガイドを実施し、検定の中級なども予定。第3土曜は登山の日で、今月は18日に実施する。問い合わせは、代表の近藤さん=電話090・3582・1790=へ。
ピックアップ