サンテパルクたはらで/25日前後見ごろ予想
2024/03/19
咲き始めたチューリップに目をやる訪れた人
ライダー向け「朝活Cafe!」があった田原市野田町の農業公園サンテパルクたはらで16日、チューリップフェアが開幕し、家族連れでにぎわった。お目当てのチューリップは咲き出したばかり。残念がる人がいたものの、今後の生育に期待する人もいた。
市農業公園管理事務所によると、チューリップは事務所から少し離れた丘の斜面にある円形花壇に赤、白、黄色、オレンジ、ピンク、紫など11種、約1万5千本が植樹されている。全体的につぼみは固いものの、円の縁や真ん中では一部花が咲き始めている。訪れたカップルは「ようやく春が来た」と喜び、「少したったら美しくなるだろう」と期待を寄せる家族連れもいた。
三重県伊勢市の前田悦男さん(55)、裕美子さん(52)夫婦はフェアのPRチラシを見て、鳥羽市からフェリーで来た。満開の様子がうかがえるチラシと現地の隔たりが大きく、「もう少し後に来たら良かった」と残念がった。
フェアはサンテパルク最大のイベント。事務所の担当者は、例年と比べ咲き始めが数日早く、暖かい日が続けば25日前後に見ごろを迎えるという。順調に生育すると仮定して4月上旬ぐらいまでの開催を考えている。期間中には約4万人の人出を見込んでいる。