きょうまでプラットで「夏の夜の夢 絵本原画展」
2024/09/01
絵本の世界へと誘う「夏の夜の夢」の原画展(豊橋市西小田原町のプラットで)
画業25周年を迎える人気アーティスト、画家の蟹江杏さんの「夏の夜の夢 絵本原画展」が8月31日と1日の2日間、豊橋市穂の国とよはし芸術劇場プラットで開かれている。14日に同劇場で開幕する「ぷらっと文化祭『Art Platter』vol.2」の関連企画。
ぷらっと文化祭(14日~16日)は、朗読や美術、音楽、ワークショップ、映画などさまざまな芸術が楽しめるイベント。蟹江さんは、子どもたちと大きな絵を描くライブペインティングと作品展を行う。
ロンドンで版画を学んだ蟹江さんは、美術館や全国の百貨店などで個展を開催しており、絵本や小説、エッセイなどの著書も多数。東日本大震災以降は、被災地の子どもたちに絵本や画材を届ける活動も行っている。「NPO法人3・11 こども文庫」の理事長。
今回の絵本「夏の夜の夢」(出版・ラボ教育センター)は、ウィリアム・シェイクスピア作の喜劇。プラットでも、市民劇で上演したゆかりのある作品だ。
会場には、版画に彩色が施されたものや紙をコラージュした作品など30点を展示。キャンバスにアクリル絵の具で描いた絵本の表紙の絵もある。色彩豊かで魅力的な登場人物と動物、植物たちが暗やみに浮かび上がり、夢の世界へと誘う。
原画展の開場時間は午前10時~午後5時。会場は2階研修室大で、鑑賞無料。