豊橋市/スタートアップと関係構築/地域イノベ・エコシステム形成充実にも期待
2024/10/02
豊橋市が参画するステーションAi(ステーションAi提供)
豊橋市は、10月末に名古屋市で開業する国内最大のスタートアップ(新興企業)育成拠点「ステーションAi(エーアイ)」に参画する。職員が定期的に訪れ、入居するスタートアップやベンチャーキャピタル(VC)などとのつながりをつくる。地域イノベーション・エコシステム形成の促進が期待される。
市が1日、発表した。ステーションAiは、愛知県が名古屋市昭和区に建設。地上7階建てで、延べ床面積は約2万3600平方メートル。国内外のスタートアップやパートナー企業が入居し、イベントスペースや宿泊施設、託児施設、カフェ・レストランなどを備える。
同施設では、スタートアップと大手企業との協業も想定されている。
豊橋市職員は交代で週1日か2日程度、施設内のコワーキングスペースで勤務し、農業分野をはじめとするスタートアップとの関係構築を目指す。誘致も進めたいとしている。
また、成長段階にある企業に出資するVCともつながり作りを進めることで、市内のスタートアップの資金調達を支援する。
これらの取り組みを通じて、市内で新規事業が持続的に生み出される地域イノベーション・エコシステムの充実を図りたい考えだ。
市地域イノベーション推進室の小野健太郎室長補佐は「豊橋の良さをアピールし、この地域の発展につながる良いネットワークを築きたい」と意気込みを語った。