供養法要や演奏会など開く

新城市で前日祭「長篠合戦のぼりまつりin医王寺」

2025/05/05

位牌に手を合わせる岡本住職(新城市長篠の医王寺で)

 新城市の長篠城周辺で5日開催される第60回「長篠合戦のぼりまつり」の前日祭として4日、同市長篠の医王寺で「長篠合戦のぼりまつりin医王寺」(同実行委員会主催)が開かれた。法要や演奏会、フード販売などが行われ、多くの人でにぎわった。

寺は長篠城址から北約500メートルにある。午前11時30分から戦没者供養位牌(いはい)を前に、両軍戦没者供養法要が行われた。

 その後青空の下、紅太鼓、黄柳野高校和太鼓部、桜丘高校和太鼓部、長篠陣太鼓中学部による太鼓演奏や津軽三味線の演奏、音大生によるトランペット五重奏が披露された。

 津軽三味線は、豊橋市津軽三味線雅會所属の双子兄弟・羽田凱統(かいと)さん、朝登(あさと)さんが甲冑(かっちゅう)姿で演奏した。「侍」「風雅」など3曲を披露し、息の合った見事な演奏で観衆を魅了。演奏後2人は「真剣に聴いていただけて楽しかった」と笑顔だった。

 7月の全国大会への出場も決まっている桜丘高校和太鼓部の生徒ら73人は、顧問の山口憧士教諭らが作曲した「長篠」などを演奏し大きな拍手を浴びた。大会でも「長篠」を演奏する。

 会場にはキッチンカー10台が並び、来場者は、団子、かき氷、すし、ジュースなど飲食も楽しんだ。

 岡村将志住職(60)=有海・新昌寺兼務=は「さまざまな年代の方が集う参加型のイベントとし、地域交流の場にしたいと続け10年。定着してきた」と喜び「多くの人たちに参加していただき、450年の節目の供養ができている」と話した。

甲冑姿で演奏する羽田兄弟(同)

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