豊川稲荷 春季大祭/伝統の神輿渡御や稚児行列など開く
2025/05/05
豊川市の豊川稲荷で4日、春季大祭(豊年祈願祭)が開幕した。伝統の神輿(みこし)渡御や稚児行列などが催され、連休後半を楽しむ観光客らでにぎわった。
大祭初日は、祭りの目玉となる勇壮な神輿渡御が行われ、地元住民など140人が神輿の担ぎ手となり、本殿から約400メートル先の鎮守堂まで参道を練り歩いた。担ぎ手らが威勢よく「豊年じゃ、豊年じゃ」と掛け声を上げると、参拝者らから拍手が起こり、勢いを後押しした。
稚児行列は、そろいの装束を身に着けた地元の園児や小学生など40人の子どもたちが保護者に手を引かれて参道を歩き華を添えた。
境内では豊川いなり寿司大集合や大道芸猿回しが開かれ、豊楽殿では和太鼓演奏、よさこいチーム「コンコン豊川」の鳴子踊りなどが披露された。5年ぶりに復活した富くじも行われた。
夕方からは白狐祭が開かれ、夜店や屋台などが並び、さまざまなワークショップも実施。新企画として「しゃぼん玉アート」が行われ、豊川稲荷の空にさまざまなシャボン玉が飛ばされ、会場を盛り上げた。
最終日の5日は、富くじ福引大会なども予定され、神輿渡御は午後2時頃から復路が行われる。