決勝で3年生に競り勝ち下克上
2025/09/08
技科大同士の対戦となった決勝(豊橋市天伯町で)
学生によるロボット競技会「東海地区交流ロボコン」が7日、豊橋技術科学大学体育館(豊橋市天伯町)で開かれた。3チームが出場した豊橋技科大の1年生チームが、決勝で同大の3年生チームを破り優勝した。
大会は学生が自主運営し、NHK学生ロボコンに準拠した方式やルールを採用、今年は、関東や北陸からの参加も含む8大学10チームが出場した。競技ルールは「Let‘s BINGO」。9カ所(縦3×横3)のビンゴスポットにボールを投げ入れ、スポットに入ったボールの数やビンゴの成立などで得点を競った。
技科大ロボコン同好会にとっては、4月に高等専門学校から編入学してきた3年生と1年生が初めて参加する大会で、3年生主体の「部室暮らしのたーびんズ」と「となりのモリリンズ」、1年生ばかり4人の「ラリルレ☆ロボコンズ」の3チームが出場した。
3チームはともに予選リーグを突破。決勝トーナメントでは「部室暮らしのたーびんズ」と「ラリルレ☆ロボコンズ」が勝ち上がり、技科大同士となった決勝は接戦の末、1年生チームが2つのビンゴを決めるVゴールで3年生チームに競り勝った。
高専ロボコン5年の経験を持つ3年生に〝下克上〟を起こした1年生のうち3人は、ロボコンを初めてわずか5カ月。唯一人、高校時代にロボット競技の経験があったチームリーダー小林紗英さん(機械工学課程1年)は「経験が少ないので難しいことはせず、できることだけをブラッシュアップして安定性を追求してきた。1年生でも勝てたことは自信になる」と喜びを語った。