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今年初めてブルーベリー収穫祭/敷地内にブルーベリー畑

【トピックス】さまざまな地域貢献/アイシンシロキカップやシロキ文庫も/アイシンシロキ

2025/09/08

濃紺色の実を付けたブルーベリー(アイシンシロキのブルーベリー畑で)

 東海日日新聞社が運営する地元企業情報「ソース企業」に参画しているアイシンシロキ(豊川市千両町)。本面では、7月に行われたブルーベリー収穫祭の様子を中心に伝えながら、同社の地域貢献活動への取り組みについて紹介する。

 自動車車体部品メーカー・アイシンシロキは今夏、社員や家族、地域住民らが交流する「ブルーベリー収穫祭」を初開催した。新たに栽培を始めたブルーベリー畑での収穫体験などを通し、同社の地域貢献活動を広め、アイシングループの濃紺色に染まる一日となった。

 イベントは7月26日、豊川市千両町の豊川本社周辺で開かれた。社員やその家族、地元住民ら531人が来場し、夏休みに入ったばかりの子どもたちの姿も大勢あった。

 オープニングでは豊川高校和太鼓部「威鳴(いなり)太鼓」が迫力のパフォーマンスを披露。来場者らはグループごとに分かれてテント内でバーベキューをしながら、シャトルバスに乗ってブルーベリー畑の見学ツアーへ赴いた。社員の家族らは「こどもおしごと体験」として、両親らが普段働いている社内を歩いて見学。アイシングループが取り組む、樹脂成型とギアの技術を生かしたベーゴマで遊ぶ機会も設けられた。

 このほか、同社と取引のある企業の出展もあり、サーラスポーツによる歩き方測定会やトヨタホームによる抽選会、名古屋トヨペットによる車両・バイク展示、どんぐり工房の菓子販売などが来場者を楽しませた。

 暑さも忘れて来場者と笑顔で触れ合った田中俊夫社長は「社員にはリフレッシュしてもらい、地域とのつながりを再認識する機会になれば」と期待した。

 昨年まで毎年春に花見を兼ねて開いていた親睦イベント「さくらまつり」を引き継いだ。社員の福利厚生の一環で、同社の敷地内に築いた広さ約900平方メートルのブルーベリー畑で実がなる時期に合わせて開催した。いくつかのアイデアから、初心者でも比較的栽培に成功しやすいとされるブルーベリーを採用した。アイシングループの社名ロゴマークの濃紺色にも近い。「フェスティバル」や「ウッダード」、「ライフブルー」といった複数の品種を鉢で育てている。

 記念すべき初年度の今年は観測史上もっとも早い梅雨明けとなり、連日の猛暑の影響でイベント開催日までにブルーベリーの実が熟すか心配されたが、1週間前の〝恵みの雨〟もあり、当日は多くの人が収穫を楽しんだ。「会社として地域との共生やつながりを持ちたい」という方針の下、今後は地域の小学生らを招いた収穫体験なども検討している。

 これまでにも中学生対象のサッカー大会「アイシンシロキCUP」の開催や、地域の夏祭りでのものづくり体験講座、小学生にSDGsを学んでもらうアイシングループ環境学習などに取り組んできた同社。豊川市中央図書館に寄贈している電子書籍は全666タイトルにも上り、「シロキ文庫」として市民に親しまれている。

 長年「シロキ工業」として親しまれた同社は、16年春にアイシングループに仲間入りし、一昨年春から現社名に変更した。来年は節目の創業80年を迎えるにあたり、より一層、地域に根差した活動に取り組んでいく。

豊川高校和太鼓部「威鳴太鼓」のパフォーマンス

家族が社内を見学したこどもおしごと体験

参加者はバーベキューで親睦を深めた

2025/09/08 のニュース

濃紺色の実を付けたブルーベリー(アイシンシロキのブルーベリー畑で)

豊川高校和太鼓部「威鳴太鼓」のパフォーマンス

家族が社内を見学したこどもおしごと体験

参加者はバーベキューで親睦を深めた

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