スカベンジャーラリーや迫力のデモ走行/来年の大会へ機運盛り上げ/海ごみをアートに!子どもらの感性光る
2025/09/22
迫力あるデモ走行(蒲郡市・ラグーナテンボスで)
クラシックカーやスポーツカーなどが街中を巡る「パワステがまごおり」は20、21両日、蒲郡市海陽町のラグーナテンボスを主会場に開かれた。買い物ラリーとも呼ばれる一般参加の「スカベンジャーラリー」や、ラリーカーのデモ走行があり、来年のラリー三河湾に向けて機運を盛り上げた。
スカベンジャーラリーは市内のほか、近隣の幸田町や岡崎、西尾各市にコースが設定された。4回目となる今回は両日で最多の145台が出場。法定速度を守りながら、ルート上で決められた買い物やクイズを解きながら走行した。
デモランでは、県出身のラリードライバー勝田範彦さんらがラグーナ内の駐車場で迫力ある走りを披露。円を描くターンやドリフトを決めると、観客から大きな歓声が上がった。
関連イベントとして「海ごみを使ってアートを作ろう!」もあった。市内の子どもたち21人が参加。漁網や車のシートなどの廃材を組み合わせて、水彩絵の具でF4サイズのキャンバスに絵を描いた。作品のうち数点はラリー三河湾の応援フラッグのデザインに採用される。
絵の具は接着剤を混ぜると立体的になり、子どもたちは指でのばしたり盛り上げたりして、思い思いに作品を仕上げた。市内の小学3年、福田祈梨さんは好きな青系の絵の具で「自然」を表現したという。「自由に描けてすごく楽しい」と笑顔で話した。