三河国分尼寺跡史跡公園で天平ロマンの夕べ
2025/09/22
平和への願いが書かれた万灯(三河国分尼寺跡史跡公園で)
豊川市は20日夜、八幡町の三河国分尼寺跡史跡公園で、ちょうど20回目となる「天平ロマンの夕べ20TH」を開催した。
午後6時、尼僧・官人に扮(ふん)した地元住民らが諸仏を供養するため花をまく散華(さんげ)をしながら願い事や目標、万葉集の歌などが書かれた約600個の万灯(まんとう)に火をともした。
地元の中学生たちが近くの八幡宮に伝わる浦安の舞を踊ったほか、ヴァイオリンアンサンブルさんごによる演奏もあり幻想的なムードを彩った。キッチンカー販売や菓子の無料配布がある天平市も盛況だった。
市内から訪れた50代の女性は「孫が作った万灯を見に来ました。だいぶ涼しくなって秋らしさを感じられた」と話していた。