J―TEC/動物実験代替「ラボサイトシリーズ」欧州展開加速
2026/06/21
再生医療製品の研究開発「ジャパン・ティッシュエンジニアリング」(J―TEC、蒲郡市三谷北通)は19日、研究用ヒト培養組織「ラボサイトシリーズ」の欧州展開を加速するため、ドイツに子会社を設立すると発表した。
新会社「Japan Tissue Engineering Europe GmbH」は、同国ハイデルベルク市に拠点を置く。資本金は2万5000ユーロで、同社が100%出資する。代表には蜷川欣秀取締役が就く。製造に必要な設備機器を持つ現地のシェアラボと提携することで、初期投資を抑えながら、迅速に生産体制を整える方針だ。
欧州を中心に動物実験禁止の流れが加速する中、生きたヒト細胞を含む同社製品は保管期限が短く、不安定な国際情勢もあり輸送リスクが課題になっていた。そこで欧州の中心地に製造販売拠点を置くことで、安定的な製品供給につなげる狙いだ。
同社によると、現在、日本貿易振興機構(ジェトロ)の支援を受けて設立手続きの最終段階に入っており、年内の稼働開始を予定している。