メディア、生活、つれづれと
2026/08/03

心を整えるために、幻想的な空を眺めることもあります
その日はたまたま生放送の現場にいました。ズボンのポケットにいれたスマートフォンが振動したので開くと「震度7相当の揺れ」という緊急地震速報が出たと知らせる災害アプリの通知。「令和8年熊本地震」です。
非常時の動きについてまとめると、放送局では大地震発生時、体制を変える基準というのがそれぞれで定められています。ネットワークを束ねる東京のキー局とそれらの番組を受ける準キー局、地方局など、立場や方法がそれぞれ違いますが、震度階級が一番上の7が発生した直後は、テレビはキー局発信の特番に切り替えるところがほとんどです。ラジオは自社で、通信社原稿などを差し込むなどの対応をします。
民放の場合は、特番中のCMを飛ばす(放送しない)など、扱いも調整します。人命第一の情報発信に努めるのです。
放送する側も、編成やニュースデスクの指示で情報を織り交ぜて出していきますが、発災からしばらくして、現地の状況が分かってくると、通常放送に戻すタイミングを探り始めます。
そんな中、ネットかいわいのトピックスが気になりました。つらいニュースが続いてしんどさを感じるという内容です。これは発信する側も体調を崩すケースがあります。このバランスの難しさは、ことあるごとに感じます。
被災地に思いを寄せ、自分のできることをする―。この考えで現場に立ちます。もし見聞きしてつらい場合は、一度そのニュースから離れて過ごすことも、方法の一つです。
■サイ・リィ=エッセイスト、心理カウンセラー。メディア業界に四半世紀以上在籍。豊橋市に数年在住経験あり。