4年制2030年度以降導入検討

豊橋市立看護専門学校/医療高度化対応できる人材育成/准看護師対象の教育課程は廃止

2026/07/08

学科が再編される見通しの豊橋市立看護専門学校(市提供)

 現在3年制で看護教育を提供している豊橋市立看護専門学校(同市青竹町)が、4年制への移行を検討している。高度な技術を有する看護師を育成するためで、2030年度以降の導入を検討している。准看護師が対象の教育課程は廃止する。

 高校を卒業した人が入学し、3年間で看護師の国家試験の受験資格を得る全日制の「看護第1科」は、4年制の看護大学校にする案や、現在の課程に助産師や保健師を養成する1年間の専攻科を増設する案が浮上している。他の案も含めて関係部署内でさまざまな意見を聞きながら検討を進める。

 同校の伊藤僚子副校長補佐は「質の高い看護師を輩出するには3年制では限界がある」と改編の必要性を指摘する。昨今は医療の高度化などに対応できる看護人材が求められている。

 看護大学校であれば、卒業時に「高度専門士」の称号が授与される。これを取得すると大学卒業と同等と見なされ、大学院に進学してより高度なスキルを身につけたり研究者になったりする道も開かれるという。

 同校によると、全国に4年制看護学校は国立看護大学校(東京都清瀬市)や神奈川県立平塚看護大学校などがある。

 一方、准看護師が3年間で看護師国家試験の受験資格取得を目指す定時制の「看護第2科」は、27年度の入学者で募集を終え、29年度末で廃止する。ここ数年は定員割れの年もあり、「時代とともに役割を終えた」(伊藤さん)と判断したという。

 ただし28年度以降の一定期間は、他校の通信課程を提案するなど准看護師が看護師になるための支援を行う。

 同校は1925年に開設された豊橋看護婦講習所を源流とする伝統校。豊橋市をはじめ豊川市や田原市といった東三河から生徒が入学し、卒業生の8、9割は隣接する豊橋市民病院に就職するという。

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