公立校3学期制へ

2020年度から豊橋市教委/2学期制導入10年余り 迎えた大転換点/制度一定の効果も学習内容浅くなるなど課題生む

2017/12/14

 豊橋市教育委員会が、市立の全小中学校で実施している2学期制を、2020年度から3学期制にする方針を明らかにした。制度導入から10年余りを経て、大きな転換点を迎える。

 13日の市議会福祉教育委員会で方向性を説明した。市内では、07年度に全小中学校で3学期制から2学期制に移行。4月1日から10月の第二月曜日までを「前期」、10月の第二月曜日の翌日から翌年の3月31日までを「後期」としている。

 市教委によると2学期制の導入後、短縮授業や行事の見直しなどで授業時間数が増え、長期休業中も行事を継続するなどして特色ある学校づくりが進む効果が認められた。

 その一方で、長期休業前に通知表が出ないため子どもの学習への意欲が薄くなり、長期休業を苦手分野の克服に有効活用しづらい問題があった。保護者にとっても通知表で学習や生活の様子を伝えられる機会が減り、子どもの実態を把握しにくいことを不安視する声が聞かれた。

 中学校ではテスト回数の減少で1回あたりの試験範囲が広がり、学習内容が浅くなる傾向がみられたという。

 保護者や教職員に行ったアンケート結果をもとに、今年度から検討委員会で今後の学期制のあり方を検討してきた。この日、市教委が示した案によると、単に3学期制に戻すのでなはく、1、2、3学期それぞれに「基礎」「充実」「発展」の指導目標を設け、年間を通して段階的に学ぶ仕組みを構築する。

 来年度から2年かけて保護者への周知や教育課程、行事の見直しなどを行い、20年度に3学期制を導入する。

 山西正泰教育長は取材に「短いスパンで評価することが、子どもたちにとって良い」と方針転換の理由を話した。

2017/12/14 のニュース

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