蒲郡市などで〝大作戦〟

小学生と芸人AMEMIYAさんが海の環境活動/参加者らごみ問題など学ぶ

2025/07/13

AMEMIYAさんと一緒に水族館を見学する児童ら=蒲郡市竹島水族館で(提供)

 一般社団法人「海と日本プロジェクトin愛知県」は6月28、29両日、海の豊かさや環境問題を学ぶイベント「クルマエビ救出大作戦」と「三河湾・伊勢湾防衛大作戦」を蒲郡市などで開いた。県内の小学4~6年生が参加。芸人のAMEMIYAさんと一緒に学んだことを歌にした。日本財団「海と日本プロジェクト」の一環。

 初日は蒲郡商工会議所で児童18人が参加した。県水産試験場の堀木清貴さんが愛知県の海について説明した。堀木さんによると、クルマエビやガザミ、アサリの水揚げ量が全国1位で、ほかにも全国上位の魚がたくさんある。取るだけでなく、稚魚を放流して生産量を守っているという。子どもたちはメモを取りながら、真剣に耳を傾けていた。

 昼は、深海魚メヒカリの魚醬(ぎょしょう)を使った冷やし中華、カガミダイとメヒカリのすしとフライが振る舞われた。午後は竹島水族館を見学した。

 2日目は名古屋市に会場を移し、水中ドローンで海中をのぞいたり、講義を聴いたりして海洋ごみが生き物に与える影響について学んだ。午後は、藤前干潟でごみを拾った。AMEMIYAさんも長靴姿でごみの回収に加わった。堤防にたまった大量のごみにはペットボトルやビニールごみなどがあった。

 最後の講義を行った八千代エンジニヤリングの佐々木健司さんは、川のごみを計測することにより、清掃活動の場所を考えることができると話した。海洋ごみの問題解決に向けて「回収」と「発生抑制」の2つを挙げ、「明日から自分で何ができるのか考えてみよう」と締めくくった。

蒲郡の海について学んだ参加者ら=蒲郡市竹島町で(提供)

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AMEMIYAさんと一緒に水族館を見学する児童ら=蒲郡市竹島水族館で(提供)

蒲郡の海について学んだ参加者ら=蒲郡市竹島町で(提供)

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