イースター島でモアイ像を撮影

豊川の嶋さん

2025/02/24

バルパライソの美しい夜景(嶋勝康さん撮影)

 豊川市在住のアマチュア写真家・嶋勝康さん(85)が、南大西洋を航海する日本最大級の豪華客船パシフィック・ワールド号でチリ・イースター島を訪れた。

 チリの中部に港湾都市バルパライソがあり、一帯は山頂まで家で埋め尽くされている。夜間はオレンジ色のナトリウム灯が地形を浮かび上がらせる。しかし、近年はナトリウム灯の製造中止により、オレンジ色の夜景もいずれ変わる。

 そこから西に6日かけて、船はイースター島に着く。着岸できる港はなく、自前の救命ボートを下ろし一度に約80人を乗せ3日間で希望者を分散して運ぶ。

 上り坂を歩いていると車が止まり「乗るか?」と合図された。チリ本土とイースター島を往来するタンカーの船長オズワルドさん(53)。嶋さんが「モアイ像を撮りたい」というと快諾してくれた。

 着いたところは、島の中北部の海水浴場のある場所で、有名なモアイ像があった。島の安全性を強調し、車の窓は開けロックもせずに離れたので驚かされた。

 モアイ像は東西に数体が並び、嶋さんはおもしろいことに気づいた。南半球は日本とは逆に太陽が東・北・西へ動く。今の季節は日の出から日没まで、逆光でしかモアイ像を撮影できないのだ。

 また、注意書きに「TSUNAMI」という日本語を使った看板もあった。日本に着いたら手紙を出すと約束しオズワルドさんと別れた。

イースター島のモアイ像

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