地元ロケ「太陽がしょっぱい」上映

ユナイテッド・シネマ豊橋18/監督、出演者ら登壇で舞台あいさつも

2025/02/24

舞台あいさつに登壇した出演者ら(豊橋市藤沢町のユナイテッド・シネマ豊橋18で)

 豊橋市内で撮影が行われた映画「太陽がしょっぱい」(西川達郎監督)が3月6日(予定)まで、同市藤沢町のユナイテッド・シネマ豊橋18で上映されている。22日には舞台あいさつがあり、主演の重松りささんは「豊橋がないと撮れない映画だった。本当に皆さんのおかげです」と涙を浮かべながら謝意を伝えた。

 物語は、ルッキズムをテーマにした青春コメディー。寺の娘で整形に興味のある主人公の高校生を重松さんが務めた。企画・プロデュースは、第44回日本アカデミー賞で最優秀作品賞に輝いた「ミッドナイトスワン」の監督、内田英治さんが手がけた。

 当初、大分が撮影候補地だったが、「ミッドナイトスワン」や「異動辞令は音楽隊!」などで豊橋ロケの経験が豊富な内田さんが、サポート体制が整い距離的にも近い豊橋でのロケを提案。「とよはしフィルムコミッション」が協力し、2023年夏、桜丘高校や真福寺、廣福禅寺、豊橋駅南口駅前広場、伊古部海岸などで9日間のロケが行われた。ほとんどの撮影が豊橋市内で、三河弁でのセリフもある。

 上映後、約70人の観客を前に重松さんら出演者と西川監督、内田さんが登場。「皆さん、こんちくわ!」と元気にあいさつし、撮影の思い出や印象的なシーンなどを振り返った。

 西川監督は「ええじゃないかとよはし映画祭」のコンペティション部門で初代グランプリに輝き、その際の審査員を内田さんが務めていた。「縁がつながってこの作品ができた。こうして豊橋で上映できて、すごくうれしい」と喜びを語った。また、「豊橋でたぶん最も撮影している監督」こと内田さんは「本当に豊橋にお世話になっている。これに飽き足らず、また豊橋で撮影したい」と感謝した。

 舞台あいさつ後、重松さんは「豊橋を宣伝できるようパワーを持った女優になって戻ってきたいと思ってます」と力を込めた。

2025/02/24 のニュース

舞台あいさつに登壇した出演者ら(豊橋市藤沢町のユナイテッド・シネマ豊橋18で)

有料会員募集

今日の誌面

有料会員募集

きらり東三河サイト

高校生のための東三河企業情報サイト

連載コーナー

ピックアップ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.

PAGE TOP