観光拠点道の駅豊根グリーンポート宮嶋/「とよね食堂」サービス開始/ダムカレーやザメ重を味わって/さらなるにぎわいへ高まる期待
2025/04/04
式典後のテープカット。中央が伊藤村長(道の駅豊根グリーンポート宮嶋で)
豊根村坂宇場の国道151号沿いにある観光拠点「道の駅豊根グリーンポート宮嶋」で3日、リニューアルオープン10周年記念式典が開かれた。昨年末から休業となっていたレストランと売店もこの日、「とよね食堂」として新たにサービスを開始し、行楽客らをもてなした。
村の施設で、1993年に県内で初めて道の駅として認定を受けた。2015年4月に今の建物となり、再スタートを切った。10年間の累計来場者は約123万人に上るという。
伊藤浩亘村長は、式典で「国道151号は今後も交通量の増大が見込まれる。道の駅の機能が十分発揮され、多くの客でにぎわうことを祈念する」とあいさつした。
レストランでは、特産のチョウザメを使ったメニューや、皿の上に新豊根ダムを再現したダムカレーを提供する。村内で別の飲食店を営む新木秀一さんが、売店を含めて運営を引き受けた。
新木さんは「トマト、シイタケなど豊根の食材を積極的に使っていく。国道を上がってくる観光の方も、地元の人も気軽に寄ってもらえれば」と話した。売店ではもうしばらくすると、原木シイタケ、山菜など旬の味が並ぶようになるという。