桜の季節 

次の「挑戦」へ

第五章 第8回

2021/05/16

江崎監督が次の頂きへ挑む

 Bリーグは、レギュラーシーズンが終わり上位8チームによるチャンピオンシップが始まった。宇都宮や琉球、千葉、川崎など優勝候補の常連チームが顔を並べる中、ダークホース的な存在としてワイルドカードでの出場を勝ち取った富山、初のリーグ制覇を目指す三河など、楽しみな対戦カードとなっている。

 一方、今季も早々に上位争いから脱落した三遠ネオフェニックスは、他チームに先駆けて契約交渉に入っている。15日時点でサーディ・ラベナと津屋一球の契約継続が決まり、来季の復活へ向けて新体制を構築する方向でチーム強化が模索されている。

 桜丘OBの鈴木空は、自由交渉選手リストに掲載されており、動向に注目が集まる。鈴木は昨季、練習生としてチームに参加し、3月に選手契約を締結して公式戦の舞台に立った。昨季は6試合で出場時間21分17秒とわずかだったが、名古屋戦と大阪戦で得点を挙げてチームに貢献。豊橋市総合体育館では多くの声援を背に攻守ともに存在感を示し、Bリーグを目指す地元の中高生に希望を与えた。

 江崎悟監督が桜丘バスケ部を指揮し、初めて全国大会で決勝の舞台に立ったのが2015年。あれから6年、今年初めて教え子がB1のコートに立った。鈴木の姿は、後に続く後輩たちにとって新たな目標となり、数年後に同じ道を歩む選手が現れるだろう。

 6年前、京都で激闘を終えた江崎監督は「東山に勝った夜、3年間のいろいろな場面を思い出しうれしくて寝られなかった。桜丘を決勝の舞台まで導いてくれて感謝している。明成戦の悔しさを忘れず、次こそは必ず勝つ」と言った。

その思いを「今」こそ!

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